高学年のオーディション、低学年とは何が違うの?
小学校高学年になると、子役やキッズモデルとしてのお仕事も少しずつ変わってきます。
それに伴って、オーディションの内容も低学年の頃とは違ったものになってきます。
今回は、高学年のお子さんのオーディションについて、どんなことが求められるのか、そしてどんな心構えで臨めばいいのかを、パパママ向けに分かりやすくお話しします。

高学年オーディションの心構え
高学年になると、ただ元気なだけでなく、「自分の個性」をどう表現するかがより重要になってきます。
求められるのは、表現力やコミュニケーション能力。面接官は、その子の持っている「人間力」や「賢さ」を見ています。
低学年の頃は「可愛らしさ」が中心でしたが、高学年では「知性」や「落ち着き」も評価の対象になります。
とはいえ、大人びて見せる必要はありません。等身大の自分らしさを、自信を持ってアピールできるように準備しましょう。
1. オーディションに1人で行く子も
低学年のオーディションではパパママが同伴することがほとんどでしたが、高学年になると、お子さん一人で会場に向かうことも。これは、自立心や責任感を育む機会でもあります。
一人で電車を乗り継いだり、地図を見ながら会場にたどり着いたり…初めての時は緊張するかもしれませんが、これも貴重な経験です。パパママは事前に行き方をしっかり確認し、お子さんが安心して行けるようサポートしてあげましょう。
万が一の連絡手段や、困った時の対処法を教えておくことも大切です。
「何かあったらすぐに連絡してね」と伝えておくことで、お子さんも心強く感じるはずです。
こども用GPSやキッズスマホを持たせておくと安心ですよ。
2. オーディションの内容や出来栄えをあまり言わなくなるかも
低学年の頃は「こんなこと聞かれたよ!」と、オーディションでの出来事をたくさん話してくれていたかもしれません。
でも高学年になると、オーディションの内容や出来栄えをあまり話さなくなる子も増えてきます。
これは、プライバシーを守ろうとする意識や、自分の失敗を恥ずかしいと感じる気持ち、あるいは「言わなくてもわかってくれるだろう」という信頼感からくるものです。無理に聞き出そうとすると、かえって口を閉ざしてしまうこともあります。
「今日はどうだった?」と軽く声をかける程度にし、お子さんが話したい時に耳を傾ける姿勢が大切です。
「頑張ったね!」と結果に関係なく努力を認めてあげることで、お子さんは安心して、また次のオーディションに挑戦しようという気持ちになれます。
3. 「特技」と言えるものがあると自信と強みになる
低学年の頃の特技は「変顔」や「歌」でも十分でしたが、高学年になると、より本格的な「特技」が求められる場面が出てきます。これは、面接官がその子の可能性や個性を見極めるための大切な要素となります。
ダンス、英会話、楽器演奏、スポーツ、手品、絵を描くことなど、どんなことでもOKです。
一つでも「これは誰にも負けない!」というものがあると自信につながりますし、オーディションでも大きな強みになります。
もし今、特に特技がないという場合でも焦る必要はありません。興味のあることや好きなことを見つけ、コツコツと練習することで、それがいつかお子さんの個性の一つになります。
4. クイズ番組など、知識が問われる場合も
高学年になると、クイズ番組や教育番組、CMなどで知識や知性が問われるオーディションも増えてきます。
例えば「好きな歴史上の人物は?」「最近感動したニュースは?」といった質問に、自分の言葉でしっかりと答えられるかが試されます。日頃からニュースや本に触れ、自分の考えを持つ習慣を身につけることが大切です。
「今日ニュースでこんなこと言ってたね」「この本面白かったよ」など、パパママとの何気ない会話がお子さんの知識を広げるきっかけになります。
まとめ:成長を受け入れ、寄り添うこと
高学年のオーディションは、お子さん自身の「表現力」や「人間力」が試される場です。
一人で行動することが増え、パパママとの関係も少しずつ変化していきます。
でも、どんな時でも一番の味方はパパママです。オーディションの結果を気にしすぎるのではなく、お子さんの成長そのものを応援する気持ちで接してあげてください。
この経験は、きっとお子さんの大きな自信になり、未来へとつながる素晴らしい財産になるはずです。